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呼吸器科

こんな症状はありませんか?

呼吸器疾患を症状から3区分で考えます

呼吸器疾患は、臨床的特徴から上気道(鼻から喉まで)、中枢気道(気管)、末梢気道・肺の3区分されます。
上気道は鼻腔、咽頭、喉頭より構成され外界と接しています。リンパ系が発達し、さらに嚥下にも関わり、多くの防御反射機能があります。中枢気道は内径が2mm以上の気道を指します。主に機関と左右主気管支から構成され主気管支領域までは咳の受容体が分布するため感染や炎症により中枢気道性の咳をおこします。末梢気道・肺は2mm以下の気管と肺胞のことを指します。気管支肺C線維受容体が分布し、犬や猫ではヒトと異なりそこへの刺激で咳反射の抑制や頻呼吸を引き起こします。

当院では各区分にそれぞれ必要な検査を実施しております

当院で実施可能な検査

上気道の代表的な病気

閉塞性 炎症 感染
鼻腔 鼻腔内腫瘍
鼻腔内異物
鼻腔狭窄症
猫の炎症性鼻甲介ポリープ
急性鼻炎
慢性鼻炎
歯科疾患関連性鼻炎
慢性副鼻腔炎
細菌性鼻炎
真菌性鼻炎
鼻咽頭・口腔咽頭 短頭種気道症候群
咽頭気道閉塞症候群
軟口蓋過長症
猫の鼻咽頭ポリープ
鼻咽頭狭窄
腫瘍
急性咽頭炎
慢性咽頭炎
急性咽頭炎
喉頭 喉頭麻痺
喉頭虚脱
喉頭小嚢外転
腫瘍
喉頭蓋後傾
急性喉頭炎
慢性喉頭炎
急性喉頭炎

中枢気道の代表的な病気

閉塞性 炎症 感染
気管虚脱
気管・気管支軟化症
腫瘍・異物
犬伝染性気管気管支炎(ケンネルコフ)
急性気管気管支炎

中枢気道の代表的な病気

閉塞性 間質性肺疾患 肺水腫 肺塞栓症 炎症
鼻腔 慢性気管支炎
慢性閉塞性肺疾患
猫の気管支疾患/喘息
特発性間質性肺炎
免疫介在性間質性肺炎
好酸球性肺炎
肺腫瘍
猫のブロンコレア
犬糸状虫症
心原性肺水腫
非心原性肺水腫
肺葉捻転
無気肺・肺葉硬化
肺挫傷
肺血栓塞栓症
犬糸状虫症
肺高血圧
細菌性肺炎
真菌性肺炎
気管支拡張症
誤嚥性肺炎

鼻腔内腫瘍

犬は腺癌、扁平上皮癌、未分化癌が2/3を占めます。残りの腫瘍のほとんどは肉腫です。猫ではリンパ腫、上皮系腫瘍(癌腫、腺癌、扁平上皮癌)が一般的です。

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歯科疾患関連性鼻炎

上顎骨の歯槽膿漏の影響で口と鼻が交通してしまうと、そこから食事の一部が侵入します。これに対する体の反応による膿性の鼻水がみられ、二次的に細菌感染も伴います。

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短頭種気道症候群

短頭犬種(フレンチブルドック、ボストンテリア、パグ、ペキニーズなど)における外鼻孔狭窄(鼻の穴が狭い)、軟口蓋過長、気管形成不全、鼻道の解剖学的構造などによって呼吸の異常(ガーガーなど)や失神、睡眠障害などを示す疾患です。

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気管虚脱

気管が潰れやすい状態です。発生する部位によって頸部、胸郭前口部気管、胸部気管に分けられます。ヨークシャー・テリア、ポメラニアン、チワワ、トイ・プードルなどの小型犬種に好発します。

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誤嚥性肺炎

誤嚥により吐物や逆流物が急激に気管に拡散し急性肺損傷を引き起こします。鼻腔、歯周の分泌物を誤嚥した場合は細菌感染伴います。

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肺腫瘍

肺腫瘍のほとんどは癌で、最も多いのは腺癌です。ほとんどの原発性肺腫瘍は孤立性で早期発見時は手術も可能です。

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猫の気管支疾患/喘息

繰り返す発作性咳、喘鳴、努力呼吸などを呈する猫の慢性抹消気道病変の総称です。特定の抗原吸入によるⅠ型アレルギー反応です。さまざまな品種、年齢で発生する可能性があり特に冬季(12~3月)で発作性咳が増悪することがあります。

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